2016/12/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院では総入れ歯でも、セット後の定期健診(メンテナンス)を最重要視しています。入れ歯を入れて調整を何度かしていくと、1月ぐらいの短期間で明らかに歯茎が吸収して痩せていくことを感じるケースがあります。最近、歯を抜いたとか、歯茎の処置をしたというわけでもない人でもです。特に女性に多い気がするのですが、その変化は著しいこともあります。そのような方は、たいてい自分でも「歯茎と入れ歯の間に細かい食物が入るようになった。」と言います。このようなケースの場合、調整でどうにか維持できれば一番いいですが、場合によってはリライニング(入れ歯の裏打ち)という処置をします。
このような処置をせずに、自分で判断し市販の入れ歯安定剤を何度も上塗りをしていたりするケースを数多く見ましたが、それでは不適の入れ歯を放置していることになり、場合によってはフラビーガムというぶよぶよの歯茎を作っていく原因にもなりえます。このような状態になると新しい入れ歯を作っても維持安定が難しく、満足な入れ歯にするのは本当に大変です。
したがって、こうなる前にしっかりとメンテナンスにきちんと来ていただいて、作った入れ歯を長く良い状態に保ちましょうね。
(写真はフラビーガム状態の歯茎です。前歯部のあたりはかなりぶよぶよした歯茎です。こうなると、入れ歯の新製もかなり大変です。)