2016/12/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院でノンクラスプ入れ歯をセットした方の紹介で、来られた患者さん、50代の方ですが入れ歯がカパカパするので困ると仰っていました。最近、他院で作られたようですが小臼歯二本と大臼歯一本が無くなっていて中間歯欠損の入れ歯です。犬歯と第二大臼歯部に金属のバネがかかっていました。よく見てみると犬歯部分のクラスプが折れています。「このバネはどうしたのですか?折れてますけど。。。」と尋ねると、「見えるのが嫌だから、自分でペンチで折った。」と言いました。僕は「部分入れ歯の場合、このバネで維持を図るので、ないとこういう問題が出ますよ。できればあった方がいいのではないですか。」と伝えました。その患者さんは、「だって、他人に見えると思うと不安で口を開けて笑えない。だから入れ歯のバネが見えないノンクラスプ入れ歯にしたい。」ということで、今後、製作していく予定ですが、維持と審美を両方考えて入れ歯を製作するのは保険診療内でやろうとすると、かなり困難です。設計も大きく変わり、入れ歯の面積も大きくせざるおえないかと思います。もしこのような事で、お悩みならば自由診療となりますが、ノンクラスプ入れ歯も考えていただけたらと思います。
(似たような症例の方に誤解を与えないように、以前の写真を削除させていただきました。)