2017/04/28
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今日は祝日で医院もお休みです。今日はあまり診療と関係ない話をいたしますね。長くなりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
僕は開業医になって6年目です。歯科医師になって24年目ですが、開業医としてはまだまだヒヨコなのですね。歯科医師になってから大学院、大学病院勤務に10年ちょっと、離島の病院歯科に3年、亀田の開業医に勤めて4年ちょっとと様々な形態の勤務医を長く過ごしてきました。
勤務医と開業医の違いと言えば挙げれば切りがないですが、一番大きいのは責任のすべては自分にあるので、この医院を良くするも悪くするも自分の判断や考え方によることが大きいです。もちろんスタッフの協力も必要ですが、それも含めて全て自分の問題なのですね。僕はこの医院を絶対に良くしたいと常々、思っていますので同業の人に限らず、異業種の方でも成功者と言われている人に、その極意を聞きに行くことが多いです。みんな親身になっていろいろ教えてくれます。その方達には、本当に感謝しています。
でも、教えてくれたことを一生懸命に真似してみるけど、何かうまくいかない。。。何か月、一年と続けても。。。やっぱり聞くだけじゃダメなのですね、その人の仕事ぶりや生き方を側面から見てみないと。。。
その成功者が上手くいったのはそのやり方をやったからじゃなく、日頃から積み重ねてきた姿勢にあるんだということに最近気づきました。実はその成功者が当たり前にやっていることで、特別だと思っていないことに鍵があるのだと。。。
成功者は、その時それをやったから上手くいったと思っていることが多く、懐の深い良い人達だから僕に教えてくれるのだけれども、その人の言っていることは恐らく違うと思います。多分、それはその人だからできたのだと思います。間違いではないのだけれど、その人が今までに日常で心がけていたことや、続けていたことがあっての事なんだと。
例えば、「ごみが落ちていたら拾う」、「知らない人にもおはようと声をかける」、「前向きに物事をとらえる」、「困っている人がいたら手を差し伸べる」等々。そういった人間性のところから始まります。そして、仕事に対する姿勢が関わってきますね。僕らの業界的に言えば、「絶対に虫歯にさせない。」、「歯周病を治してみせる。」、「レジン充填では誰よりもきれいに治す。」「インプラントで天然歯のように咬めるようにする。」等々。。。
そういう理想を掲げ、それに向かってそれまで歩んできた見えない力がいつしか大きくなり、たまたま何かをやったタイミングでうまくいったのだと思います。
ここで言いたいのは、一朝一夕ではうまくいかないから真似をするのを止めるのではなくドンドン真似をして失敗をして、その人の姿勢をもう一度考えるとその成功者と自分との違いが見えてきます。自分にももちろん生き方のポリシーや続けてきたことがあるので、その違いに気づいて方向性ややり方をちょっと変えていくと、きっとうまくいくのではないかな~?と、最近思うのです。悪いと感じていながらも、何も動かないのは最悪ですからね。
まだまだ、自分はこの医院を良くするための努力が足らず、自分の理想の医院とはかけ離れていますが、成功者と言われる人の話を聞き、仕事ぶりを見て、真似していこうと思います。この努力は現役であるうちは、ずっと続けていこうと思います。