2017/06/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯ぎしりで歯が摩耗し、すり減ることを咬耗と言います。いわゆる正常咬合では糸切り歯などが顎を左右に動かしたときに支点となることが多いのですが、咬耗により糸切り歯特有の先が尖っている形態が完全にすり減ってしまい、臼歯にその力がかかるのか、臼歯部にも咬耗が見られる人がいます。
また前方に顎を動かしたときに前歯部の誘導により前歯部が咬耗している状態のものをよく見ます。経年的に歯がすり減ってくることは、ある意味致し方ない事ですが、ちょっと異常なほどすり減っている場合は、何らかの対処が必要です。
この状態を放置していくと、歯がしみる知覚過敏症、被せ物や詰め物の脱落、顎関節症、歯周病の悪化等、様々な不調和を起こすことがあります。対処法としては、日中では歯を合わせたら、すぐに離すようにする自己コントロールなどが言われていますが、就寝時の歯ぎしりや喰いしばりは、意識がないため対処に困難を極めます。当院ではそのような方には、夜間の就寝時にマウスピース(ナイトガード)をしていただくことをお薦めしています。保険診療で製作が可能ですし、薄いシートで製作することが可能なため違和感も少ないですよ。
ご興味のある方は、ご検討ください。