2017/08/30
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を新製したいという依頼で、当院に来られた患者さんがいました。
その方は上下顎とも全部歯が無くなっており、割と新しい総入れ歯が入っていました。
「咬むと顎がズレる。」と仰っていたため、咬み合わせそのものがズレているのかなと思い、確認してみると左側の下顎の歯茎に傷ができており、普通に咬むと痛いので横にずらして咬む癖がついてしまったようです。
そのため、その入れ歯の粘膜面を調整し、傷に強く当たらないようにして噛み合わせの診査をすると、特に痛くなく咬めています(まだ、おぼつかないところもありますが。)。
このように、本来はその位置で十分咬めるはずなのに、ちょっとしたことで咬み合わせの位置が狂う事があります。
総入れ歯のように、咬み合わせた時に上下の歯牙で補っている部位が全部なくなってしまうと、どこで咬んでいいのかが解らなくなりがちです。
一回狂ってしまった咬み合わせは、そのまま使っていると口の周りの筋肉がそれに順応し始めてしまい、なかなか元に戻すのは大変な時間と労力がかかります。
新しい入れ歯をセットして、もし、痛ければ早目にかかりつけの歯科医院に行って調整して頂きたく思います。