2017/11/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
部分入れ歯はその設計が本当に大切です。
部分入れ歯は、歯という硬組織が支えるところと、粘膜という軟組織が負担するところが混在しているわけです。
食事をするときにかかる負荷に耐えうる力を持ち、口を開けた時やくしゃみをしたときに、脱離から抵抗するものでなくてはならないわけです。
かつ、舌感はよく患者さんの違和感を極力、軽減するものであり、発音も障害しないもので、残存歯を保存するのに適切なモノが理想とされます。
そのため、部分入れ歯の設計は総入れ歯のように粘膜でそのすべてを負担するものとは違い、歯の欠損様式、咬合関係、残存歯の歯周病の程度、粘膜の幅、高さなどによって変わってくるのですね。。。
歯が残存しているために、反ってくっつきの良い入れ歯を作りにくいというものも実際にはあります(だからと言って、歯を抜かなければならないというわけではありませんが。。。)。
今ある歯を保存して、入れ歯を設計するというのは簡単な事ではありませんし、患者さんが満足してくれるものを提供するというのはなかなか大変な事ではありますが、精一杯努力していきたいです。