2017/12/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を製作する過程で、一番気をつけているのは咬み合わせです。
咬み合わせといっても、高さを診るだけでなく、奥歯で噛んでもらったときの前後左右的な位置関係を診ないと人工歯を並べたときに狂います。
特に総入れ歯のような、残存歯が少ないときは起こりやすいものです。
この狂いに気づくのが試適(仮合わせ)の時なら修正が利くのですが、完成時に狂ってしまうとにっちもさっちも行かなくなることがあります。
そうなると、最初から作り直しになることが多いです。
患者さん自身も、長い間不適の入れ歯が入っていたり、歯を多く失っているのに入れ歯をないままで生活している時間が長いとどこで嚙んでいいのか、解らなくなり易いのですね。。。
ですから、歯を失ったら早めに対処していくのと、不適な入れ歯を装着している自覚があるならば早めに歯医者さんで診てもらうことをお勧めいたします。
(写真は入れ歯の仮合わせの際に、転覆試験という奥歯でしっかり嚙んでいるかのチェックをしているところです。ここでもし、咬み合わせに狂いがあれば修正することは可能です。)