2018/04/06
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
上顎に一本だけ残存歯がある部分入れ歯と下顎は総入れ歯を新製した患者さんが、昨日、二度目の調整に来られました。
上顎は、特に痛みや違和感がなく問題ないようですが、下顎は良く噛めないと仰いました。
口腔内を診て嚙ませてみると、自然に前噛みをするような噛み方でした。
恐らくこれは、以前の入れ歯の噛み方の悪い癖が残っているからだと思うのですね。
奥歯で意識して嚙めば噛めるのだけれど、その人自身が以前の咬み合わせの悪さに慣れてしまい、前方で嚙む癖がついてしまったのだと思います。
もう一度、患者さんにその旨をしっかり説明させていただき、極力、古い入れ歯は使わないように指示しました。
患者さんも、僕の言い方が普段よりきつく感じてしまったのか、ちょっと元気が無くなってしまったような気もしますが、これは良い位置で嚙むためのリハビリだと思って頑張ってほしいです。
古い入れ歯の悪い習慣は、その月日が長ければ長いほどなかなか良くなりません。
本当に今はちょっと大変かもしれませんが、この位置で嚙めば良く噛めるし、痛くありません。
その位置を、体が理解してくれれば本当に良い入れ歯になるので一緒に頑張りましょう。