2018/04/16
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
スポーツマウスガードは、近年では格闘技のみならず様々なスポーツに使用されるようになりました。
ボクシングなどの格闘技はもちろんですが、ラグビーやアメリカンフットボール、アイスホッケーのようなコンタクトスポーツそして、それ以外の、野球や重量挙げなどの選手からの依頼も多くあります。
元々、自分は大学病院にいたときにこの学問、スポーツ歯学にすごく興味を持っていました。
たまたま当時の医局でこの学問を積極的に取り入れて、翌年に新しい外来を開くとのことより、一生懸命に勉強しました。
そして、スポーツマウスガードの作り方を勉強し、患者さんに快適なマウスガードを作るにはどういうデザインがいいのか、材質は何がいいのか、嚙み合わせの位置はどこがいいのか、全身に及ぼす影響はどうなのか、実際にどの程度、保護する力があるのか、マウスガードが精神面に及ぼす安心感はあるのかなどを研究していました。
診療的には当時はまだ、スポーツマウスガードが世間的にも知られていることなく、患者さんも多くはなかったです。
でも、この頃から、高校生以下のラグビー選手は装着が必須となり、高校生が団体となって来たりしました。
日常の患者数は、多くはなかったですが、来るときは団体様で来るので、通常の診療時間を終えてから型取りをしていましたよ。
ある高校のラグビー部は50人ぐらいの人数で来院したので、当時のスポーツ歯科外来の医局員3人で対応してたのは本当に大変でしたよ。。。
そしてスポーツ歯科外来ができてから、2年ほど経ってから大学病院に大きな変革の時がありました。
そこで、今までスポーツ歯科外来医長だった先生かその席を降り、僕に変わりました。
僕は、助手から講師に昇格し外来医長にもなったわけです。
当時の僕は、まだ33歳で医長になるのはちょっと早いかなと思われていたようですが、このときは嬉しかったですよ。
それまでのスポーツ歯科外来に罹る患者数が伸びず、病院長からもその旨を懸念されたため、まずは患者さんを多く集めるために知人を通してボクシングジムに行って、挨拶回りをしたりしましたよ。
空手道場にも手紙を送ったりもしてましたね。
さらに出張して、長岡市の高校ラグビー部にも伺い型をたくさん取ってきて大学に戻り、マウスガードを製作してから、またその高校に向かってセットしたこともありましたね。
そんな努力が実ったのか、前年度の患者数の10倍以上まで伸ばすことに成功しましたよ。
(次回もスポーツ歯学に関するブログをお伝えしますね。)
※(当院でのマウスガード製作料金は6000円(税抜き)となっています。色付きのものは7000円(税抜き)です。)