歯科衛生士が行うブラッシング指導は全身の健康維持に役立つのです。

院長ブログ

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歯科衛生士が行うブラッシング指導は全身の健康維持に役立つのです。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 たまに歯科衛生士がブラッシング指導をしようとする際に、話を全く聞こうとしない患者さんがいます。

特に忙しいビジネスマンや若いうちに入れ歯になってしまったような方に多いような気がしますが、「知っているから、そんなのはどうでもいい。穴の開いたところからやって。」と言うのですね。

確かに痛みを強く抱えていて、急を要するようならばファーストチョイスとして痛みのあるところの治療をしていますが、そういうことを言う多くの患者さんはそういうわけではないようです。

そもそも、虫歯を起こした原因は何でしょうか?

歯周病を起こした原因は何でしょうか?

早い話が、歯磨きが上手くいかなかったからですよね。。。

もしくは、していなかったりしたのが原因ですよね。

肝心要のこのブラッシングをしっかりやらないと、全ての歯科治療は上手くいかないのですね。

入れ歯になっても、口腔内を衛生にする習慣は大切です。頬粘膜や舌にだって細菌は居て層をなしバイオフィルムを作っているのですからね。

それをやっつけるために、日常的に習慣としてやっていただくべき事は日々のブラッシングです。

本来、最重要視されるべきことなのです。。。

最近では、歯周病と糖尿病との関係が取り沙汰されています。

これは、歯周病を治療せずにそのまま放置しておくと、口の中に生じる炎症や感染の持続によって、脂肪組織や骨格筋の細胞の糖の代謝機能を妨げ、インスリンに対する抵抗性が高まってしまい、インスリンを作用しにくくしてしまうのです。

インスリンとは、血糖中の濃度を下げるホルモンで、これがきちんと作用しなくなると血液中の血糖値をコントロールすることが困難になり血糖値が上がり糖尿病は悪化し、それと同時に病原菌感染を抑える創傷治癒能力までが低下していきます。

これらのことから、糖尿病のコントロールをきちんとするためには歯周病をしっかりと治すことが重要で、また歯周病の予防や進行を防ぐためには糖尿病の治療が大切という事になります。

歯周病と糖尿病、意外に密接な関係なのです。

このような現実からか、ある糖尿病内科の専門医は糖尿病になったら歯科医院へ行けと本気で言ってくれる先生もいます。

その先生は自分の著書で、「今度生まれ変わったら歯科衛生士になりたい。」と言ってくれています。

それだけ、この歯科衛生士が行ってくれるブラッシング指導は全身の健康のためにも大切なことなのですね。

今一度、本気になって歯磨きのことを考えてほしいです。