2018/04/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
最近では、ノンクラスプ入れ歯と言って金属のバネの無い入れ歯を作ることが多いです。
特に若い女性ですと、金属のバネが前歯に係るのは極端に嫌う傾向がありますね。
確かにそれがあると,この人は部分入れ歯が入っているなと他人から思われるかもしれませんからね。。。
本来ならば、一番確実なのはインプラントで治した方がより審美的なのかもしれませんが、インプラントにすること自体に、リスクはありますし極端に嫌がる人は少なくはないですね。
当院ではインプラント治療は行っていないので、もし、ご希望があれば大学病院や近くの医院さんで信頼を置ける先生にご紹介させていただいてます(インプラント埋入後のケアのみならば党員でも可能かとは思いますが。。。)
でも、このノンクラスプ入れ歯も症例を選ばないと、上手くいかないです。
金属のバネ(クラスプ)を付けない代わりに、残存歯の歯肉に乗っかる床と言われるピンクの材料が伸びます。
その材料は保険診療で使われる床よりも柔らかく弾力があります。
その弾力性を利用して、維持を図るようなモノですね。
そのため、歯周病で歯がグラついている様なケースの場合、非適応かと思います。
その維持力によって残存歯に負担がかかり、歯周病を悪化させてしまう可能性もありますからね。。。
でも、そのような症例で無ければその審美性は、良いものと言えると思います。
先日、ある40代の女性が来院し、右下の第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯と3本の歯を欠損しており、保険で入れ歯を作るように提案した際に、自由診療で良いから「入れ歯のバネがつかない入れ歯にしてください。」と言われました。
恐らく過去のこのブログか当院のHPを見てきたのでしょうね。
大体のことは、何も言わなくても理解してくれてましたよ。
幸い歯周病的にも、ほぼ問題は無いですからこのノンクラスプ入れ歯で製作に入ることになりました。
最近は若い方で、入れ歯になってしまう人は過去に比べると、少なくはなってきたような気がいたします。
でも、全くいないのかというと、そうではありませんね。
その人達は、かなり後悔していることも少なくはないです(全く気にしない人もいなくは無いですが。。。)。
そのような方達に、「できるだけご希望にかなう入れ歯を作るように僕は頑張りますが、あなたもこれ以上歯を失わないためにも、日々のブラッシングと定期健診と歯のクリーニングにはかよってくださいね。」と言うようにしています。
是非、歯を失ってお悩みがあるのなら話を聞かせて下さい。
そして、今後どうしたら良いのかをお話しさせていただけたら幸いです。
(写真は下顎にノンクラスプ入れ歯が装着されているものです。金属のバネが無いのでキレイです。)