2018/05/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
(前回のブログの続きです。)
でも、どうやって立て直したら良いのかを考えてみても何も浮かばなかったです。
新しい看板を立てれば良いのかとか、宣伝広告を打てば良いのかとか、タウンページにでかでかと広告を打てば良いのかとか、考えられるものはいくつかありましたが、最初はお金もないため、コストをかけずにできる方法はないかなと考えた末にやりだしたのが近所の歯科以外の医院に挨拶に行きました。
もちろん手ぶらで行くことはせずに、当院の紹介チラシと医院カードと贈り物のお菓子を持って。。。
先生に直に会って、「私は、りんご歯科医院で歯科医師をやっているものです。もし、何かお役に立てられることがあったら、ご紹介していただけたら幸いです。」と言って頭を下げてお願いしました。。。
僕達、歯科医師は開業する前に近所の歯科医院に挨拶に行くのはある意味当然ですが、歯科以外の医院に挨拶に行く人は、あまりいないと思うのですね。
その医院のお昼休みを、あらかじめ確認しておいて行くようにして、先生の顔を見てご挨拶させていただきましたよ。
言われた先生も、ビックリしていましたよ。
「歯医者さんって大変だね~。」と言われましたからね。。。
それでも、やって良かったですよ。
実際、その後に近くの内科の先生から何件も糖尿病患者さんの歯石取りを頼まれたりしましたからね。
また、当院周辺は飲食店が多く、当院の下の階には美味しいイタリア料理店と、繊細な料理の和食店がテナントで入っています。
近所の居酒屋や、焼き鳥屋さん、中華料理屋さん、ハンバーガー屋さんなど、あらゆる所に挨拶に伺いました。。。
初めは挨拶がてらに飲みに行って店長に挨拶をさせていただき、そして医院のカードやパンフレットを置いてもらったりしましたよ。
ここで感じたのは、皆、面と向かって真摯にお願いすれば全く嫌な顔されることなく、医院のカードを目立つ場所に置いてくれましたよ。
中には、そこの飲食店の従業員が来てくれたりもしました。
それと同時進行に、地域のお祭りに参加したりして顔を知ってもらったりしました。
現在もそのお祭りの川端奉行行列に参加させていただき、お奉行様の格好をして新潟祭りに参加しています。
そして地域の健康交流会にも積極的に参加し、地域住民に歯科のことを知ってもらおうと今も頑張っています。
同業の歯科医師の中には、このようなことをするのは歯科医師の品を悪くすると言う人もいました。
嫌がらせをする近所の歯科医師もいましたし。。。
でも、歯科医師が自分のできることを伝えて何が悪いのか僕には解りませんし、できることを言わない方が罪なのかもしれませんよ。
誇大表現をしなければ品を失うことはないような気がいたしますが。。。
でも、ここまでやったのが3年目ぐらいでしょうか、まだまだ規模は小さくてデンタルユニットが2台(新しいユニット1台と古いユニット1台)、従業員は妻とパートの衛生士が二人だけの規模の歯科医院でした。
患者さんの数も1日に平均12~16人ぐらいでしょうか。。。
まだまだ、全然満足いくような経営状態ではなかったですね。
そういう経営の悩みを常に抱えていたので、他にもいろいろやってみました。。。
タウンページに広告を載せたり、消火栓看板をしたり、雑誌に当院の情報を載せてもらったり、バス内のコールもやりました。
医院の内装も買った当初よりキレイにしようと思い、受付から変えていきました。
水が自動で出ないような古いユニットを破棄し、新しいユニットに変えたり、一階から二階までの階段とその壁を変えて明るくしたりしましたね。
でも、まだ2台のユニットで診療をこなしていましたが、根本的に受け入れられるスペースがないと思い、断腸の思いで3台目のユニットを購入しました。
そうこうするうちに、1日の平均患者数が20人を超えていくことが多くなってきました。
それでも、自分としてはまだまだ満足いくような結果にはならず、これからどうしたらいいかさえも解らなくなっていましたよ。
その時、FBからある経営セミナーの広告を見ました。
それには、無料でお試しのコースを受けられることが書いてありました。
(この後は次回に続きます。)