2018/06/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の痛みはなかなか我慢しにくいです。
食べる度に痛みがあれば、食事も楽しくないですものね。
そのため、市販の入れ歯安定剤に頼ってしまうのはある意味、仕方ないのですが、根本的な解決に至らないです。
というのは、恐らく痛みの原因となっているのは粘膜に入れ歯が強く当たっていると思います。
それを取らないで、入れ歯の内面に安定剤を敷くとその分、入れ歯に厚みがついてしまいます。
その厚みが、咬み合わせに多大な影響を与えてしまうのですね。
また、そうなっていても痛くないからいいやと言うことで、それを何重にも重ねて使用している人もいます。
そうなると、本来の咬み合わせの高さを逸脱して、口が閉まらなくなった人も見たことがあります。
また、入れ歯安定剤自体に吸水性があるため唾液を吸ってしまい、それが腐食して不潔になり、粘膜が荒れて義歯性口内炎等を起こしている症例を何度も見ましたね。
市販の入れ歯安定剤は、あくまで応急処置として使用していただき、できるだけ早めに歯科医院で診てもらうことをお勧めいたします。
単純に痛みがあるだけならば、咬み合わせの調整と入れ歯粘膜面の調整だけでも楽になります。
自己判断はせずに、入れ歯の痛みをしっかり歯科医院で治してもらいましょうね。