2018/08/04
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、入れ歯かインプラントで悩んでいるという方が、当院に来院されました。
ある歯科医院で入れたブリッジが重度歯周病のために、その土台の歯が抜歯になったと言うことです。
そこは3歯分の欠損のため、ブリッジはもう欠損様式的に難しいです。
また、そのような状況のため、他の歯も全く歯周病がないというわけではないです。
口腔内の衛生状態は概ね良好ではありましたが。。。
本人的には、インプラントに少し抵抗があるようでした。
ただ、その方は入れ歯のバネが係る歯を絶対に悪くしたくないと仰っていました。
そして、まだ年齢的にも若い方だったので、僕はインプラントの方がよろしいのではないかという旨をお話ししました。
入れ歯だと、ブリッジほどではないにしても金属のバネが欠損部の前後に係りますし、対側の歯にも維持や指示を求めるために、金属のバネを掛けなければなしません。
他の天然歯に力がかからないようにすることはできません。。。
どうしても、咬合力や側方力がかかりますね。。。
また、入れ歯の咬合力は天然の歯と比べたら遥かに低く弱いです。
あまりよく咬めないのが、現実だと思います。
インプラントの方が、その欠損部位だけの処置で良いわけですから、他の残存歯を痛める可能性は少ないですし、適切に処置されたインプラントならば、実際、良く噛めます。
ケアの点からでは、入れ歯よりもインプラントの方が難しいとされてはいますが。。。
でも、この方なら口腔内の衛生状態も良好だし、年齢も若いことから、入れ歯の違和感に苦しめられることもないのではないかと思いますが。。。
ただ、手術等が必要ですし、術後、骨が安定し被せ物の上部構造が装着されるまでは、相当な時間がかかると思われますが。。。
それとインプラントの場合、保険診療ではできません。
欠損補綴としての入れ歯、インプラント処置は、どちらにも一長一短があると思います。
これを説明して、選ぶのは患者さんです。
後悔の無いようにしていただけたらと思います。
(当院では、インプラント治療は行っておりません。インプラント治療をご希望の方は、大学病院等に紹介させていただいております。)