2018/09/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の痛みはかなり耐え難いものです。
もちろん新しい入れ歯を装着した場合は、それに慣れるのに、多少の違和感や使いにくさはあるかと思いますが、粘膜に傷ができるほど痛いのに我慢する必要はないですからね。。。
その痛みを我慢したがために、褥瘡性潰瘍という歯茎がえぐれて炎症を起こすことがあります。
この痛みを和らげるために、市販の入れ歯安定剤を購入する人も多いようですが、根本的な解決には至らないです。
早目に歯科医院に行って、その部位を調整していただき場合によっては粘膜調整剤やお薬を塗ってもらうのが良いと思います。
これをずっと、我慢してしまうと癌化するという報告もありますからね。
軽く見ない方が良いと思います。
また、この褥瘡性潰瘍ができた原因は単なる入れ歯の適合不全ではないかもしれません。
入れ歯と粘膜の適合はそれほど悪くないのに、咬合が良くないため、噛むと入れ歯がズレることにより大きく傷を作ってくることがありますよ。
その場合は、入れ歯の咬合面の再構成からしなければならないこともあります。
場合によっては、作り替えも必要かもしれません。
そのあたりは、一般の人が判断することはできないですので、自分で勝手に入れ歯を削ったりすることはしないでくださいね。
今までの経験から、ほぼ皆、見当違いのところを削っていることが多いですからね。
また、市販の入れ歯安定剤を何層も盛り重ねて、全く入れ歯の咬合が合わなくなっている人も過去に見たことがあります。
あまりにも安定剤が厚くなってしまっているため、入れ歯を入れて口を閉じようとしても口唇が閉じ切らない人がいましたよ。
そのような使い方をしていると、その部位の粘膜は不潔になりますし、歯茎の吸収はなおさら大きくなる傾向にあります。
そうなると、新しく入れ歯を作るにしても、条件ははかなり悪くなりますから、そのような事は絶対にないようにしましょうね。。。
是非、早目にかかりつけの歯科医院で入れ歯の調整をしてもらうことをお薦めいたします。
(写真は何層も市販の入れ歯安定剤を重ねて使用していた人の入れ歯です。こうなると口を閉じることもできませんし、入れ歯の咬合も全く合わなくなりますよ。)
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