2019/01/05
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は、ブログの方を見ていただき誠にありがとうございます。
本年も、入れ歯を中心として臨床に関わる話をさせていただけたら幸いです。
今年も何卒よろしくお願いいたします。
患者さんの中には、なかなか入れ歯が慣れないと言う人が少なくはないです。
入れ歯を入れて、すぐに自分のものとして、機能しないというのは往々にしてあります。
特に初めて、入れ歯を入れるという人は、それを使いこなすのには時間がかかるものです。
よく初めて入れた入れ歯が咬めないといって、すぐに諦めてしまう人が実際にはいます。
確かに痛いのを無理して、入れ歯を入れて食事をしろとは言いませんが、ものを食べるときに痛みがあっても、お話しするときには痛くないことが多いものです。
それならば慣れる意味を込めて、食事以外では入れ歯を入れてほしいなと思います。
新しい入れ歯を無調整で患者さんのお口の中にいれただけではしっかりと機能することは難しく、使用しながらの調整や患者さん自身がうまく使えるように練習(リハビリ)することは必要です。
入れ歯をいれている意味とできることを理解した上で、上手に付き合っていこうとする気持ちがあれば、入れ歯もうまく使いこなせるようになると思いますよ。
入れ歯は他の被せ物、根っこの治療、虫歯の治療と違い、入れ歯を入れたその日からが練習の始まりですからね。。。
初めての義歯は多分、部分入れ歯でしょうから、話したり食べたりする時に義歯が外れないよう残っている歯にバネをかけ、そのバネにも種類がありケースによっては使える材料も形も異なります。
入れ歯を慣らす練習方法としては、まずは入れ歯をできる限り口の中に入れ、摂食練習と発声練習をするようにしましょう。
摂食練習は、食品を柔らかくして細切れに調理し、食べるときにはゆっくりと時間をかけて咬むことが大切です。
食べ物の硬さは最初は痛みがなくても、柔らかい物を慣れるまで食べましょう。
数回、歯科医院で調整した後、徐々に歯ごたえのあるものにも挑戦してみましょう。
発音練習は上顎や歯に舌を押しつける形により音を作るので、入れ歯の形を舌が覚える必要があります。
そのため、新聞や本などは声を出して読み、カラオケで歌を歌うことも効果的ですね。
また、入れ歯の形態を微調整することで修正できることもあり、どんな言葉が話しづらいかなど、歯科医師に相談していただけると良いかと思います。
入れ歯に慣れるためには、ある意味、努力が必要です。
でも、諦めなければ必ず良いものになっていきますから、一緒に頑張りましょう。
僕達も時間をかけて、とことん付き合いますから。。。
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