2019/04/17
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院は、主に火曜日、木曜日の日中に訪問診療も行っています。
介護保険施設や患者さんの自宅に出向き、診療を行うのは、なかなか大変ではありますが、介護を要する方で、なかなか歯科医院に通えないことを考えると、行かなければいけないように思えます。。。
確かに処置内容によっては、外来に来てもらってやる方が良いのは確かですが、患者さんが来ることができないなら、僕らが行くことも必要ですからね。
主な内容としては、やはり入れ歯の調整や製作が多いですが、中には介護者の方が口臭を気にして歯のクリーニングや歯石取りを希望される事もあります。
先日、近くの居宅へ訪問診療に出向きました。
そこには、入れ歯を製作中で咬み合わせを取る作業をしたのですが、患者さんの耳が遠いため、なかなかこちらの言うことが理解しにくいようでした。
でも、何とか身振り、手振りで意思疎通を図れましたよ。
この方は今までも、入れ歯を作られてご飯を食べていたようですが、かなり古くなってしまったため、口腔内の状況は大きく変わってしまったことにより総入れ歯を新製しております。
次回は仮合わせをさせていただき、それで問題がなければ、その次にはセット予定ですかね。。。
上手くいくように頑張っていますよ。
高齢で介護を要する方は、なかなか歯科医院に通えないですよね。
でも、それを我慢することは良いことではありません。
辛い気持ちを抱えたまま日々の暮らしをしていても、楽しいことはなく生活の質が向上することはありませんから。。。
過去に入れ歯を入れて、咀嚼が容易になり寝たきり状態から、歩行ができるようにまでなった人を訪問診療で見る機会がありました。
やっている僕も、咀嚼機能を回復することによって、ここまで人は全身的にも回復することができるのかと、感動したことがあります。
その時僕は、思いました。
歯科には凄く可能性があるのだと。。。
人をここまで回復させることができるのは、歯科医療なのかもしれないと。
その感動を味わいたくて、自分は今も訪問歯科にも没頭しているのだと思います。
当院では、訪問診療のために歯を切削する器具やポータブルのレントゲン装置や歯石取りの機械も配備されております。
そのため、診療室に近いレベルでお家でも診療できることが可能になりました。
もし、要介護の方を、身内や知り合いに抱えているのならば、ご連絡をいただけたら幸いです。
オーラルフレイルという言葉があるように、人は咬めないことにより年を取ります。
要介護者においては、介護度を上げないためにも是非とも、介護をされている方から考えていただきたく思います。
一緒に頑張りましょう。