2019/07/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院では30代から50代の若い方で歯の悩みというのは、歯周炎が一番多いでしょうかね。。。
歯周病は国民病ともいわれており、30代では80%以上の方が程度の軽いものも含めて歯周病にかかっているという現実があります。
この歯周病は一度かかってしまうと、完全治癒というのが難しいものです。
そのため、歯茎の定期健診は必須ですし、ブラッシングのチェック、歯周ポケット内の掃除を歯科医院で受けられることが重要なのですね。
もし、これがおざなりになってしまうと、歯周病の進行は止まりません。
基本的にこの病気は慢性病変のため、痛みはほとんどないです(急性化した場合は、相当痛いですが。。。)。
そのため、最初は歯茎からの出血ぐらいで済んでいたものが、歯茎が腫れたり、歯が動くようになったりして、歯科医院に行かれる方が本当に多いです。
このような状態になると、単純な治療では正直済まないでしょうね。
場合によっては噛み合わせ治療や歯の根の治療などもいるかもしれません。
最悪なケースですと抜歯ですね。
そうなると、一本だけの歯周病というのは考えにくく、他の歯も恐らく歯周病には罹患している可能性が高いです。
もし、その抜歯された歯以外の歯が歯周病ならば、ブリッジの処置も厳しくなりますね。
安全なのは入れ歯かなという感じになるかもしれません(入れ歯の方がブリッジより清掃性が良いですからね。。。)。
でも、1本だけの入れ歯というのはあまりいいものではないです。
多くの方は、この一本入れ歯を使わないケースが多いです。
なぜなら、この入れ歯がなくても食べるのには不自由しないことが多いですからね。
そうなると、煩わしい入れ歯を使わなくなることが多いのですね。
でも、そうなると抜歯された空隙に向かって対合の歯は出てきたり、隣在している歯は傾いてきたりすることが多いです。
まして、歯周病にかかっている残存歯は、その動き方も早いです。。。
そうなってから一本入れ歯を慌てて入れようとしても、もう装着するのは無理でしょうね。
もう一回、作り替えか、傾いてしまった歯を抜いて、もっと大きな入れ歯を入れなければならないようなケースを今まで、たくさん見てきましたよ。
できるだけそうならないように、一度、歯周病の判定を受けた人は、是非、歯科医院での定期健診を最重要視していただき、出来るだけ抜歯をしないでいかれるのが良いと思いますよ。