2019/07/06
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院の中で僕は、スタッフのことを歯科医師、歯科助手、歯科衛生士を問わずみんなのことを「りんごファミリー」と呼んでいます。
僕は、このスタッフ達を本当の家族と同じように考えています。
僕には妻と、中二の娘がいますが、この子のお姉さんだという感じがしますよ。
だから、ちょっと体調が悪そうだったり元気がなかったりすると、自分の娘のように心配になります。
皆には、伝わっていないかもしれませんが、本当にそう思います。
でも、そうは言っても、当院はもうすぐ丸八年になりますが離職者を二人出していますね。。。
二人とも衛生短大を卒業して新卒から3年以上は当院に勤めてくれました。
一生懸命に仕事をしてくれたので、本当に感謝しています。
特に昨年の12月で退職した衛生士は、本当に真面目でこれからのりんご歯科をリードしてくれる存在として期待していましたし頼りにしていました。
でも、体調を崩してしまったために退職という運びになったのが残念でしたね。。。
他に出来ることはあったのではないかとか、それ以外の道はなかったのかと悔やむ日が続きましたね。。。
でも、過ぎた日々を悔やんでも前に進むことはできませんから、自分なりに改善点を考えました。
先ずは、昼休みの時間を午後1時から3時までとし、2時間とることにしました。
それまでは休憩時間が1時間だけで、患者さんが推すと20分ぐらいしかないというのも多かったですからね。
そして、基本的に常勤スタッフの休みは固定としました。
子育て中のスタッフは週に一日、早く帰れる日を設けました。
週によって、診療が長引く場合は遅番の人を決めて、皆で負担を分け合っています。
極力は遅くならないように、配慮していますが。。。
また、終了時間も原則として午後7時とし、遅番の人のみ残ってもらうような形ですね。
火と土曜日はそれぞれ、午後6時と午後5時を終了時間としました(この曜日だけは、早く終わる分、昼休みは1時間です。)。
以前は、診療時間も長く夜8時まで診療していたことも度々ありましたからね。。。
後片付けをして、帰るのは9時くらいということも。。。
当院には子育て中のスタッフもいます。
もしそうなると、家に着くのはどうなるのでしょうか。
彼女の負担は、相当に大きかったと思います。
このような反省点から、今年の5月から思い切って、時短を図りました。
こうすることによって、彼女たちの負担は大分減ったのではないでしょうか。
正直、患者さんから「前は午後2時からも診てもらえたのに。」とか「午後7時過ぎでも入れてもらえた。」という不満の声も少し聞きました。
でも、スタッフあっての歯科医院ですし、歯科医師の僕だけでは全く機能しないものなのです。
以前とは、時間の変更があって患者さんにはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。
でも、大切なスタッフの負担を考えると、この時間配分が適正と感じています。
今いるスタッフたちに一番知ってほしいことは、この医院にいる存在意義と、多くの患者さん達から必要とされていることです。
彼女たち一人一人を大切に思う人がいることを知ってほしいです。
それは僕であったり、妻であったり、スタッフそれぞれであったり、担当されていた患者さんであったりします。
そしてスタッフたちのやり甲斐と、生き甲斐がそれを踏まえてリンクできるように、僕はフルパワーで頑張って提供していきたいと思います。
そのための、努力は惜しみません。
いつか若いスタッフ達は、結婚や出産などの人生のイベントが分岐点となり、この医院を去る日が来るかもしれませんね。
でも、彼女たちが人生を振り返った時に、この医院で働いたことが幸せだったと思ってもらえたら、僕は本当に嬉しいです。
どうぞ皆様、この僕の大切な「りんごファミリー」を温かく見守っていただけたら幸いです。