2019/07/16
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
昨日は日曜日で、当院はお休みでした。
今日は、診療とはあまり関係のない話になりますが、お許しください。
昨日の夕方、東京でミスター・フルデンチャー(総入れ歯)と言われている澤田宏二 先生に会ってきました。
その人は、東京で総入れ歯専門医として、自由診療のみを行う歯科医師でいて、心についても研究を重ねている先生です。
以前から知り合いでしたが、ここ数年はあまり連絡を取ることはなかったです。
以前は、よく総入れ歯のセミナーを一緒にやらないかというお誘いを受けてはいましたが、何となく躊躇してしまいやらずに数年が経ってしまいました。
というのも、自分が築き上げたものを何で人に披露しなければいけないのか理解できない部分と、そんなことをやるのはちょっと恥ずかしいという思いがありましたからね。
でも、それは開業医をやって8年近く経つと少しずつこの考え方は変わってきました。
できることはできると、アピールするのは決して悪いことではなく、それを知りたい患者さんだっていますからね。。。
確かに総入れ歯で悩む人の数は少なくなったかもしれませんが、超高齢者社会の今、寿命が延びることによりかつてより、難しい入れ歯の人が増えたのも事実ですから、その悩みは深刻だと思います。
残存歯が全くない状態で患者さんは来られて、歯があった状況が全く分からない人というのも少なくはないです。
その残存歯がない状況で、恐らくこの位置に咬み合わせがあっただろうという位置を特定し、顎運動を測定し、人工歯を並べていき、人工の歯肉を盛り上げていきます。
全ては仮定ですし、歯があった時と違って顎骨も吸収しています。
その歯茎の吸収具合も個人差がありますし、本当に見当がつきにくいケースが多いです。
でも、僕たちはそれを調べる方法を知っていますし、それを他の歯科医師にも伝えるべきなのではないかとも思います。
まだまだ、力不足を感じることもありますが、僕も歯科医師になって26年目です。
その間、一生懸命に入れ歯の診療に取り組んできましたから、その経過を他の歯科医師に見ていただきそこで質疑応答をして、解らないことについては、また勉強していきたいと思います。
先ずは澤田先生の力を借りて発表させていただき、自分が今、持っている力を全て発揮してみますよ。
7月21日(日)に僕は澤田宏二 先生とコラボして、歯科医師向けの「総義歯の基本」についてセミナーを行います。セミナー参加の募集は終了しております。