2019/08/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の痛みはなかなか我慢しにくいものです。
食べる度に痛みがあれば、食事が楽しくないですものね。
そのため、市販の入れ歯安定剤に頼ってしまうのはある意味、仕方ないのですが、根本的な解決に至らないです。
というのは、恐らく痛みの原因となっているのは粘膜に入れ歯が強く当たっていると思います。
また、それを誘発する咬合の問題が潜んでいる場合が多いですからね。。。
それを解決しないで、入れ歯の内面に安定剤を敷くとその分、入れ歯に厚みがついてしまいます。
その厚みが、入れ歯の咬み合わせに多大な影響を与えてしまうのですね。
また、そうなっていても痛くないからいいやと言うことで、それを何重にも重ねて使用している人もいます。
そうなると、本来の咬み合わせの高さを逸脱して、口が閉まらなくなった人も見たことがあります。
また、入れ歯安定剤自体に吸水性があるため唾液を吸ってしまい、それが腐食して不潔になり、粘膜が荒れて義歯性口内炎等を起こしている症例を何度も見ましたね。
市販の入れ歯安定剤は、あくまで応急処置として使用していただき、できるだけ早めに歯科医院で診てもらうことをお勧めいたします。
単純に痛みがあるだけならば、咬み合わせの調整と入れ歯粘膜面の調整だけでも楽になります。
また、あたりの強い部位を自己判断で決めて削ってしまい、そこが見当違いのため入れ歯がカパカパに緩くなってしまい、再生が不可能なため作り直しになった人もたくさんいますね。。。
決して自己判断はせずに、入れ歯の痛みをしっかり歯科医院で治してもらいましょうね。