2019/09/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院のスタッフのことを、歯科衛生士、歯科助手、非常勤ドクターに関わらず僕は、ファミリーと言っています。
それこそ家族と同じだと。。。
そういう思いを込めて、皆と接しています。
そうだからなのか解りませんが、もし、誰かが当院を離れるということになると、自分の娘が遠くに行ってしまうという感覚になってしまいます。
それ故に、とてつもなく寂しい気持ちになるのです。
でも、これは多分、良いことではないですね。
そういう思いは込めていても、いざ、そうなった時は気持ちを切り替えられるようにしていなければなりませんね。
それが組織の長であるものの務めなのかもしれません。
僕が下を向いていたら、今ここにいるスタッフはどうしたらいいのか途方に暮れますからね。
最近まで昨年に辞めてしまったスタッフへの後悔を露わにしてしまい、残っているスタッフにそういう気持ちに少なからずさせてしまったのは、僕の責任です。。。
働き場所というのは、ある意味「縁」ですよね。
ここで仕事するのも何かの「縁」であるならば、離れるのは「縁」が切れたからなのでしょう。
もちろん人間関係としての縁が切れたわけではないですが、働く場所については切れたわけです。
それを悔やんでも、致し方ないのは百も承知のはずなのですが。。。
僕も、今までいろいろなところで働いて現在に至っているわけですから、そう認識するべきなのですね。
でも、僕はまだ、そこまで人間ができていなかったようでした。。。
昨年末に辞めた衛生士は一生懸命にりんご歯科医院のために努力してくれましたし、何より体調を崩して当院を辞めてしまったことに後悔の念があります。
何が悪かったのだろうか、どうしてあげれば良かったのかを考えさせられる日々が長く続きました。
でも、そのことの真相は誰にもわからないでしょうし、答えは多分、本人に聞いても複雑すぎて解らないと思います、と、言うより言えないでしょう。。。
そのために、自分なりに答えを出しました。
そのための環境改善を図ったり、言葉の節々にも気を付けるようにしています。
遣り甲斐を持たせるにはどうしたら良いのかや、僕自身の気持ちをブレないようにするにはどうしたら良いのかなどを考えています。
でも、この医院の特徴である明るい雰囲気は相変わらず残っていますし、毎日が冗談の言い合いで楽しい日々ではあります。
今、当院を辞めた歯科衛生士は他院で一生懸命に働いています。
多分、この医院よりも大変な環境にいるかもしれません。
でも、自分のスキルを上げることに重点を置き、泣き言を言わずに頑張っています。
彼女が、「自分が居ないと、この医院は回らない。」と言っていたのは、それだけ頼りにされているということなのでしょう。
そのことを聞いて、素直に心の底から「頑張って!」と言える自分になりたいです。
それが本当の親心だと思いますからね。
エゴと親心は、違いますよね。
手塩にかけて育てたから、寂しいという気持ちはありますが、そういう風に大きく考えられる人間に早くなりたいです。
そして今、ここにいるスタッフを大切にし、皆で作るりんご歯科医院でいたいです。
先日、当院では新人の歯科衛生士を募集しました。
2校の短期大学にお願いしています。
恐らく、また来年度には1人以上の新しい歯科衛生士が入ってくれることでしょう。
その新人衛生士はここに「縁」を感じて勤めるのでしょうね。
その縁が一年でも、一月でも、一日でも長く続くよう、僕は自分のできることを一所懸命に努力していく所存です。