2019/10/03
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院では、治療やメンテナンスの際にデンタルチェアに座ったら、まずはPOICウオーター(タンパク分解型除菌水:POIC研究会発行)でうがいをしてもらっています。
現在は、全ての患者さんにしてもらっています(よっぽど、したくないという場合は別ですが。。。)。
こうすることによって、お口の中の消毒が図れますので、こちらも安心して処置に入れます。
基本的に歯科の処置は歯を削る、歯石を取る、歯を抜くなどの外科処置に分類されることが多いです。
つまり、観血的処置が多いものなのですね。。。
と言うことは、感染のリスクが高いものですので、口腔内がキレイになっていないで処置することは、患者さんのみだけでなく、僕もスタッフも感染するリスクがあると言うことなのですね(使用するタービンなどによって、口腔外に飛び散るということが認められてますから。。。)。
このPOICウオーターの原料は超純水と超純粋塩を専用の機械で電解質分解して作られる次亜塩素酸イオン水です。
pHは9.0付近でアルカリ性ですが、口腔内に15~20秒ほど含むと、口腔内のアミノ基と結びつくため、酸性化します。
酸性化することにより次亜塩素酸イオン水から次亜塩素酸水に変化します(ちょっと言い方が似ていて、ややこしいですね。。。)。
この次亜塩素酸イオン水でpHアルカリ性の時に、細菌が自分を守るために張るバリア(バイオフィルム)を崩し、酸性化(次亜塩素酸水)することで除菌水になっていきます。
除菌水になった時のpHは6.0ほどなので酸性です。
つまり、細菌のバイオフィルムを壊し、中に存在する細菌を叩くという理にかなった除菌水なのですね。。。
この作用を利用して、ブラッシングをすることによってものすごく歯磨き効果も上がりますし、歯周病で歯周ポケットが深い人や、歯並びの問題でブラシが届きにくくて虫歯ができやすい人には液体なので隅々まで行き渡り、すごく効果があります。
また、口臭でお悩みの方には、すごく効果があります。
僕はこの効果に魅せられて、POIC研究会認定のホームケアアドバイザーの資格を取得しました。
実はこのPOICウオーター以外にも世間には、次亜塩素酸水と言われるモノはあります。
でも、それは薬品を混ぜて作られたモノでアレルギーや副作用の懸念がありますし、考えられてのpHや濃度は調整されていないのが現実です。
このPOICウオーターは基本的に純粋な水と塩だけが原料なので、アレルギーの心配はないです。
確かに、口に含んだときの味はものすごく悪く、「プールの臭いがする。」と患者さんから、よく言われます。
でも、それはPOICウオーターが汚れを分解して出る臭いで、「クロラミン臭」というモノなんです。
継続使用することにより、口腔内がきれいになると全くそのようなことは無くなりますよ。
実際、僕達はスタッフを含め全員、このPOICウオーターを使用しています。
僕としては朝、起きたときの口の中のネバネバ感がかなり薄れますし、これをしないと気持ち悪い感じがします。
このPOICウオーターで歯を磨いた後は、舌で歯の表面を触ると歯がつるつるしていて気持ちいいです。
是非、皆さんにもこのPOICウオーターを知っていただけたらなと思います。
また、当院ではこのPOICウオーターでうがいをしてもらい、(ブラッシングを併用するとさらに効果的ですが、当院では治療前のうがいのみになります。)口腔内の細菌をある程度リセットしてもらった後、エピオス社のエコシステムにより、殺菌水を使用しての治療となります。
このエピオス社のエコシステムは細菌のいない滅菌水ではなく、細菌が存在しないのは当然で、口腔内の細菌を叩く殺菌水が出ます。
週刊誌などで、このデンタルユニットから出る水が最近は問題視されています。
そのユニット内部の水から1ccあたりに7万個の細菌がいたという報告がありますからね(ちなみに水道法では1ccあたり100個以下)。
当院では、この問題は100パーセント解決したと自信を持って言えます。
つまり、当院での各ユニットから配水されるものは細菌数が0ですし、低濃度のPOICウオーターである殺菌水が出ていると言うことなのです。
当院のデンタルユニット全4台はエコシステムを介しての水になっています(そのセントラルは、待合室に置いてあります。)。
かなり高額な金額がかかりましたが、感染のリスクをなくすためには致し方ないと思い、それこそ何百万円をかけて、昨年の春に導入いたしました(保険点数には全く加味されませんが。。。)。
是非、皆さんこのPOICウオーターとエピオス社のエコシステムを知っていただき、当院での治療を安心して受けていただけたらと思います。
※洗口用POICウオーターは、有料となりますがお渡しすることは可能です。日々のホームケアに使用していただけたらと思います。ご興味のある方は詳しい説明を、歯科医師、歯科衛生士がいたしますので、ご相談ください。