難しい総入れ歯の症例に対応するには。。。

院長ブログ

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難しい総入れ歯の症例に対応するには。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

近年は、上下顎で総入れ歯という方は少なくなったなとは思います。

しかしながら、難症例というのは増えているような気がいたします。

それは、寿命が長くなったことにより歯を失くした時間が若ければ、時間の経過とともに入れ歯の下の歯茎の吸収が大きくなるために起こることだと思います。

そのため、かなりの高齢者になった時には入れ歯の支えとなる歯槽骨がほぼなくなった状態になって、入れ歯の吸着や安定が得られずに、すぐ脱離してしまうのかもしれません。

本当に、この顎堤がないために入れ歯がカパカパになっている症例は難しいと思います。

その際には、僕らはいろいろなテクニックを使ってそれ相応の咬合理論で武装して立ち向かいますが、なかなか一筋縄ではいかないのが現実です。

仮に、一時的に良好な結果が出たとしても、それを長く維持することはほぼ無理ですね。

なぜなら、歯茎は入れ歯が入ってからも継続的に吸収していきますから。。。

そうなると、定期健診が重要になってくるわけです。

僕の経験では、患者さんの骨質にもよりますが2ヵ月空けただけでも相当歯茎が変わっているのを見ますよ。

そうなった際には、入れ歯はまたカパカパに動きます。

できるだけ、入れ歯の維持安定を考えるならば、少なくとも3ヶ月に1回は診せていただけたらと思います。

そして少ない調整で、また安定した入れ歯の装着感を取り戻しましょうね。

 

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