2022/03/15
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
上顎にわりと多いのがフラビーガムとよばれる、ぶよぶよしたコンニャク状の粘膜がある人が結構います。
程度にもよるのですが、範囲が広く入れ歯の維持安定に影響を及ぼすようであれば、手術して除去することも考えなければなりません。
一般的には除去しないまでも、そのぶよぶよした粘膜に強い圧力がかからないように内面を大きくくりぬいて対応しますが、総入れ歯の場合どうしてもそのぶよぶよした粘膜の上に歯が並ぶケースが多いので、完全な無圧状態にはできません。
これが大きければ、大きいほど難症例になるのは間違いないですね。
このようなケースの場合、適合のいい入れ歯を装着しても噛むたびに入れ歯が上下に動くのは否めませんからね。
では、なぜフラビーガムができたのかと言いますと、おそらく下顎前歯部の突き上げが強いかと思います。
本来は、臼歯同士で咬み合っていたのが、古くなって摩耗し前歯部の接触が強く当たるようになって、突き上げるようになったのではないかと思いますね。
こうなるとお使いの入れ歯を修理し、内面に粘膜調整剤を敷く前処置から入ります。
よって、新製義歯を作り出すのにも時間がかかるし、作り出してからも大変かと思いますね。
でも、極力、満足してもらえるよう頑張っていきます。