2022/06/07
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の適応としてはどんな欠損様式でも対応できると思います。
歯の1本欠損から全ての歯を失ったとしても、対応は可能です。
場合によっては顎の骨を一部失っても、製作できますからね。
ブリッジやインプラントではどうしても欠損様式や歯茎、骨の状態によっては無理というものがありますからね。
でも、その欠損様式で歯が1本だけないだけで入れ歯をファーストチョイスとするのかというとそんなことはないですね。
入れ歯は粘膜に乗っかっている状態ですから、ブリッジや被せ物のように完全固定にはなりえません。
従って、自分の歯と同じようになんでも食べれるというような状態にはなりにくいと心得ておく必要があります。
例えば、イチゴの種とか煎餅のカスとかは入れ歯と粘膜の間に入り込んでしまうため、そのまま嚙んでいると粘膜が痛いということはありえます。
ある意味、それは入れ歯の宿命と思います。
なぜなら、入れ歯は粘膜に乗っかっていて、歯茎と接着しているとは到底言えませんし、様々な問題がでるため、それをやることはできないからです。
どんな補綴物においても、一長一短はあります。
自分にとってどういったものがいいかは患者さんのお考えにもよるところがあるので、補綴物を作る際にはよく考えていただきたいなと思います。