2023/02/19
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯が痛くて噛めないという人は少なくないです。
その痛いままで、使用していると粘膜に傷を作ることが多いです。
その傷が大きくなって、入れ歯の床縁部分にえぐられているが故にできる潰瘍を褥瘡性潰瘍と言います。
傷が酷くなるとえぐられた部位は、白っぽくなります。
ここまでくると不思議と痛みはある程度和らぐそうですが。。。
これに対して多くの患者さんは、それを入れ歯安定剤を使ってやわらげようと考えます。
でも、それでは治りません。
根本的な解決には至らないのですね。
褥瘡性潰瘍は、原因となっている入れ歯の床縁部位をしっかり削除して、当たりを弱めてあげればそれで治ることが多いです。
しかしながら、患者さん自身でそれを判断し、勝手に削ることは止めたほうがいいです。
患者さん自身で削ると、よく全く見当違いの所を削ってしまい、入れ歯が使い物にならなくなってしまった人も見たことがありますからね。
また、咬合の影響が出ていることも多いものです。
この咬合関係を診れるのは歯科医師でなければ難しいと思いますからね。
ぞの辺りの調整は、是非、かかりつけの歯科医院で調整していただくことをお勧めいたします。
この褥瘡性潰瘍は放置して、悪化すると癌化することもあると言われていますから注意しましょうね。