2023/09/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、当院にセカンドオピニオンを求めて来院された患者さんがいました。
その方は、下顎の右側の第一大臼歯と第二大臼歯が欠損していました。
そして、左側の第二大臼歯も欠損しており、左側の第一大臼歯に瘻孔を抱えていて、今かかりつけの先生の所で抜歯も検討しているとのことでした。
患者さんの希望としては、右側の大臼歯部分に入れ歯を入れたいのだけれども、下顎の舌側に大きな骨隆起と言われるものがありリンガルバーというものが入れられないような状況でした。
これはつまり、反対側にも維持を求めるために金属のバネをかけたいのだけれども、それをするための橋渡しができない状況ですね。
保険の入れ歯であれば、そのような設計が適切ではあるかと思います。
例えばその骨隆起を除去して、入れ歯製作に及ぶ方法もあるのですが本人は「そこまではやりたくない。」という希望もありました。
であるならば、自由診療となりますが片側処理として有効なノンクラスプ入れ歯を提案してみました。
これであればコンパクトになり、この型の骨隆起を気にしないでも製作が可能でもありましたからね。
本来であれば、歯科インプラントも適応ではあるかと思いますが、その患者さんは「お値段が、入れ歯より相当かかるのが気になる。」と仰っていました。
僕は、「そうですね。歯科インプラントよりはノンクラスプデンチャーの方がコストはかなり割安になると思います。ただインプラントより噛めるようになるわけではないですね。インプラントは固定性ですし、ノンクラスプ入れ歯はあくまで入れ歯ですので着脱しなければいけない煩わしさもありますからね。もし、インプラントを望むのならば当院は歯科インプラントは行っていないですので希望されるなら、かかりつけの先生にお願いしてみたらいかがでしょうか?もし、その医院がやっていないならば大学病院とかにも紹介できますよ。」と言いました。
このことを踏まえて患者さんは「いろいろ考えて決めたいと思います。」と言っていました。
歯の欠損部にどのような補綴物を入れるのかを決まるのはあくまで患者さんです。
僕たちはそのメリット・デメリットを正確に伝えたいとは思っています。
もし、どのような補綴物が自分に向いているのかを知りたいのであればご相談いただけたらと思います。
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