2015/01/13
来院される患者さんの中で、お使いの入れ歯が痛いということで、来られる方がいます。入れ歯が粘膜に強く当たって痛いということでしょうが、ただ単純にその部位を削ればいいということは少ないです。なぜなら、その部位に強く圧力がかかるために傷になってしまうのかと思いますので、その圧力が強くかかる原因を突止めなければならないからです。大抵、その原因は咬合に多くあるかと思います。どこか強く咬み合わせの力がかかったり、横に歯ぎしりさせたときに強く力がかかる所があると、入れ歯を支えている粘膜に負担が強く出ます。
よって、当院では必ずそのあたりをよく見極めるようにしています。特に総入れ歯の場合は、ただ単に咬むだけだと、見せかけの咬合といって咬んでいるように思います。よって、入れ歯の歯と歯の間に器具を入れてちゃんと咬んでいるかの検査をしてから、咬み合わせを見る紙を入れて確認します。そして、咬合がちゃんとしっかりしているのを確認して粘膜面の適合を確認するのが一番いいと思います。
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