要介護者の入れ歯治療に思うこと

院長ブログ

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要介護者の入れ歯治療に思うこと



最近では上下顎に歯が1本もない人は少なくなったなと感じます。従って上下顎に総義歯を装着することは以前と比べるとだいぶ少なくなりました。やはりこれは8020運動が浸透しているために起きているので大変いいことだと思います。できれば、1本も歯を失いたくはないですものね。

しかしながら超高齢化社会ですので、介護を要する人が増えている現在、在宅や施設で暮らしている方の中には、歯科医院に行って入れ歯を作りたいけど行けず、訪問診療を行っている歯科医院に連絡して来てもらうことがあると思います。当院もご用命があれば行きますが、そこに行くとかなり歯の欠損が多い患者さんを診ることがあります。この現状を見ると、まだまだ入れ歯が必要な人はたくさんいるなと感じます。介護を要する人の中には、自分で歯磨きをすることが困難な人は多いです。そのような人にはインプラントも適応外になりますので欠損を補うのはやはり入れ歯になりますものね。介護を要する人でも口からしっかり栄養を摂ってもらえるよう、よく咬める入れ歯を頑張って作っていきたいと思います。