2015/05/15
総入れ歯の治療で難しいとされる判断基準の一つとして、顎堤の吸収度があります。顎堤とは、もともと歯があったところの歯茎です。いわゆる入れ歯が乗っかる部分です。
この顎堤が総入れ歯を支えるのに十分な量があればそんなに大変でないケースが多いです。逆に吸収が大きく、総入れ歯を支えるのに貧弱な顎堤しかない場合は、相当難しくなります。この吸収程度の基準に明確なものはなく、歯科医師によって判断が分かれますが、一度でも入れ歯製作時に歯茎が痩せているねと言われたと申告された方は、製作時のステップを一つ一つ注意して製作しております。
(写真は上顎の顎堤部分の写真です。中程度の吸収と思われます)
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