2015/05/20
僕は、開業当初に自分の医院の前に看板を置いておけば、患者さんは来るものだと思っていました。従って、この近辺の患者層や歯科医院の数など全く把握していませんでした。それが、もの凄く甘いことだと気づかされたのはもう少ししてからでした。
開院する2~3日前に新聞の折り込みチラシを1回配布して、開院日を迎えました。当日は、医院を開けた瞬間に7人の患者さんが待合室に並び、すごく手ごたえを感じましたが、午後は2人だけでした。「初日はそんなものかな、明日はいっぱい来るさ」と思っていたら次の日は1日を通して2人、次の日は0人でした。そんな状態が1ヶ月ぐらい続き苦悩の毎日でした。窓口収入はほとんどなく、僕は宅配のアルバイトを深夜にやり、10歳以上年下の人に顎で使われ、毎日怒鳴られていましたよ。そしてヘトヘトになって帰ってきて朝5時くらいに眠りにつくような日が3ヶ月ほど続きましたかね。そして患者さんを診る合間に寝てるような日が結構ありましたね。その頃は本当に生活に困ってしまい、家族にもかなりの心配をかけました。
でも、このままでは何も変わらないと一念奮起し認知度を高めるために医院カードを作って、近くの内科の先生を回って医院の待合室に当院のカードを置いてもらったり、看板や広告を出したりしましたよ。考えられることは全てやろうと頑張りました。そのためのコストがかかり、すごくリスクが伴って本当に怖かったですよ。
今もまだまだそういう努力を続けて、皆さんにこの医院を知ってもらいたいです。そして、期待に応えられる技術を習得して、提供できるよう頑張りますね。
今度、毎年恒例のことですが新聞の折り込みに医院の広告を出す予定です。見ていただけたら幸いです。
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