2015/10/01
通常、入れ歯は診査から型取り、精密な型取り、咬み合わせの採得、仮合わせ、完成の手順を踏むため、少なく見積もっても5~6回は来てもらわなければなりませんし、前処置や完成後の調整を入れるとさらに3~4回プラスすると思いますので、単純に計算すると良い入れ歯を提供するには10回ほどは来てもらわなければならないと思います。
また、どうしても患者さんが帰られた後も、技工室で技工操作があるため、技工をやる時間も必要です。そうなると週に1回のペースで来ていただいても、2ヶ月以上はかかるわけです。
昨日も、ほとんどの歯が歯周病で抜けてしまったから早く入れ歯を入れてほしいと飛び込みで来られた患者さんがおられましたが、その旨を説明されたらあまり面白く思っていないようでした。でも、この操作は絶対に端折ることなく、やらなければいい入れ歯はできません。これは理解していただきたく思います。(写真はその方の口腔内ではありません)
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