2016/01/13
歯周病は慢性病変で、自覚症状が少なく緩慢に進行するのが一般的です。(若年性歯周炎はかなり早く進行しますが)ほとんど痛みがないため、痛みを感じたときは急性化しており、かなり重篤になっているケースがしばしば認められます。そうなると、保存がかなり困難になり、抜歯をしなければならなくなることも往々にしてあります。
現在は虫歯よりも歯周病で抜歯するケースがほとんどです。そうならないためにも、予防の概念は絶対必要です。日常のブラッシングはもちろんですが、そのやり方、デンタルフロスや歯間ブラシ等の補助道具の使用も大事になります。
ただ、これだけでは十分といえません。歯肉溝といわれる歯と歯茎の境目にある溝の中にプラークは忍び込みます。そこを磨くのは歯ブラシでは難しいです。ですから、定期的な健診とプロによるクリーニングは必須といえますよ。
(写真は歯周病で保存が困難なため、多数歯に渡る抜歯を行った後の口腔内写真です)
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