2015/03/11
いつもは診療の内容について書いていますが、今日は3月11日ということでちょっと違った主旨でこのブログを書いています。
4年前の今日、もの凄い大きな揺れを午後2時46分頃感じましたね。その時、僕はある開業医さんの所で勤務医をしていました。新潟は震度4程度と聞いてましたが、すごく長い時間揺れていたような気がしました。その時はレントゲン室で患者さんの撮影をしていて、レントゲンの機械が壊れたかなと思いました。診察していた高齢の患者さんもビックリしていて、落ち着くように言って聞かせてました。しばらくして患者さんの来院が途絶え、休憩室でテレビをつけてみるとあの大津波。津波にのみこまれていく家、車、人。。。これは映画なのかなと我が目を疑いましたね。あの一瞬の出来事が、人の人生や生活をがらりと変えるんだなとその時初めて思いました。
その頃、僕は開業するべきかどうか悩んでいました。震災の1月前程にある業者から居抜きの物件があることを知り、そこに開業しようかなと考えていましたが、当時お世話になっていた歯科医院さんにも愛着があり、なかなか決めることができませんでした。結局、僕の決断が遅いためにその物件は話がなくなりました。もやもやした気持ちでいたところにこの地震。。。
なんか人の人生って、何時どうなるのか本当にわからないんだな。それならば、やりたいと思うことをやれるうちにやるのが必要なのではないだろうかと真剣に思いました。そして、新たな物件を探して、この地に開業をしたわけです。この日が来て、あの地震の時から4年経ちました。当院も開業して4年目です。夢というか、やりたいことをやれている自分は幸せなんだということを改めて噛みしめる一日にしたいです。
(写真は当院の外観です。古いビルの2階ですが、これからも頑張っていきたいです)
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