2015/03/21
当院は今年で4年目の比較的新しい歯科医院です。(居抜きで開業したので建物は古いですが)この新潟駅近くに開業する前は、亀田という所で勤務医を4年しており、その前は佐渡島の病院歯科に3年間勤務していました。(その前には大学病院に10年間勤務してました)
ここは今まで勤務してきたところと比べると若い患者さんが多いですね。やはり会社員、OL、学生の方が多いですかね。それこそ、亀田や佐渡は年配の人が7割以上占めていたのですが、今は逆に20代から50代の人が7割ぐらいです。
もともと僕は学生時代に入れ歯治療に興味を持ち、歯科医師になって総入れ歯講座の大学院に進学し、博士号を取得しました。大学病院を辞めて佐渡に行ったときは大好きな入れ歯治療がたくさんあって、すごく楽しくやりがいを感じていました。新潟の亀田に勤務医をした時も、年配の方が多く来て治療を受けてくれました。
しかしながら、この駅近くは若い人が多く、入れ歯の患者さんよりも虫歯治療、歯周病治療などがメインになりますね。
でも、この駅近くに開業しても大学病院時代から僕が診ていて亀田、佐渡にまで患者さんとして足を運んでくれる患者さんがいます。その方は上顎が総入れ歯、下顎が部分入れ歯で、新しい入れ歯をセットした時はもの凄く喜んでくれました。そして半年に1回の定期健診には必ず来てくれました。僕の勤務先が変わっても必ず。。。本当に嬉しい限りです。歯科医師冥利に尽きます。
でも、1年ほど前から来られなくなり、どうしたかなと思っていた矢先に電話がきました。何とこの1年ほど肺を患い、入退院を繰り返している状態で来れなかったようです。入れ歯を診てほしいけど、歩くことが困難なので往診していただけないかとの相談でした。
当院は歩いて行ける距離(半径1kmくらい)の往診はやりますが、その方の家は片道10kmほどあります。でも僕は2つ返事で行きますと答えました。今まで僕に診てほしいといって佐渡や亀田にも来てくれた方ですものね。僕を本当に信頼してくれた方です。頑張って治療させていただきます。
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