2015/09/07
入れ歯に限らず、どのような補綴物でも咬み合わせの調整が一番難しいです。特に入れ歯は咬合がしっかりしないと痛みや緩みが出てきます。その調整の際に、一般的に咬合紙といわれる赤や青の咬み合わせを見るものを使いますが、これだけに頼っていると重大な欠陥に気づくことができません。というのは、総入れ歯に近ければ見せかけの咬合といわれるものが出てくる場合があります。総入れ歯はしっかり咬んでいなくても、あるいは強すぎても、咬合紙の印記は何でもないように見えることがあります。でも、指を使ってどこの部位が早く接触するかを診ていくとよくわかることがあります。これはある程度熟練しないと難しいのではないかと思いますが。。。
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