2015/09/11
入れ歯である以上は、天然歯の時の咀嚼能率と比較して7割以上も咀嚼能率が落ちるといわれています。いわば、よく噛めなくなるということです。従って、入れ歯になって咬めない食材が存在するのは事実です。
どういったものが食べにくいかというと、硬い肉やスルメ等はかなり難しいでしょうし、総入れ歯になることで前歯の咬合関係は少し隙間ができるため、お蕎麦をすすりながら噛むのもちょっと大変だというのを聞いたことがあります。また、ニラなど薄い線維性のものも難しいですね。また、ゴマも入れ歯の下に入り込んでしまうので、その状態で咬んでいると粘膜が痛むことがあります。そのようなことを考えると、歯がある方はできるだけ入れ歯にならないように治療と歯科医院でのケアを積極的に受けるべきでしょうし、なってしまった以上は、少しでも咬みやすい入れ歯を製作できるよう頑張っていきたいです。
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