2015/09/19
理想の咬合関係というのはあります。でも、そんなに多くの人に認められるものではないです。多くの人は多少の歯の排列に乱れがあり、ちょっと問題がある場合が多いです。でも、それにこだわりすぎて、すぐに矯正治療を行うことはほぼありません。
しかしながら、その咬合関係の乱れが咬合性外傷や顎関節、または姿勢など全身状態に悪影響を及ぼしていると考えられるならば、早期に対応が必要です。
以前は咬合調整といい、エナメル質部分を削合し咬合の安定を図ることが主流でしたが、現在はあまり勧めておりません。(絶対やらないわけではありません)一度削ってしまうと歯は元には戻りませんし、知覚過敏など問題が生じやすいですからね。。。現在はマウスピースなどで咬合のバランスを整え、顎関節症や歯ぎしり等に対応するのが一般的ではないかと思います。
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