2016/01/14
総入れ歯の適合というと、型取りが全てと思っている方が多いかと思います。でも、実はそれだけではないです。もちろん型取りの際の筋圧形成や使用する印象材が良いことにこしたことはありませんが、それだけにこだわっても安定した入れ歯はできないのですね。
一番重要なポイントはやはり咬合に尽きます。垂直的、水平的な咬合関係の付与はもちろんですし、細かい咬合接触の状態も重要です。それがしっかりできれば口腔内で機能した時に簡単に外れることはないと思います。
しかしながら、患者さんの入れ歯が乗る歯茎が痩せ細っていると、咬合付与にも影響が出て簡単にいかないことがあります。従って、総入れ歯の製作は慎重さと根気が求められますね。
Tweet