震災が僕に与えた影響

院長ブログ

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震災が僕に与えた影響

 

いつもはブログであまりプライベートのことを書きませんが、今日は当院のルーツはここから始まったことを思い出したので、書かせていただきます。

東日本大震災から丸5年が経ちましたね。当時、僕は亀田のある歯科医院で勤務医をしていました。その頃の僕は開業するかしないかもやもやした気持ちを抱えていました。午後2時46分頃レントゲン室で患者さんのレントゲン写真を撮ろうとしたところ、激しい揺れを感じました。患者さんもビックリして慌てていたことを思い出します。この時は、僕はまた中越地震かと思ったのですが、患者さんがいなくなったところでテレビをみてみると、東北の海岸地域が壊滅状態だと知りました。あの時の映像は、まるで映画でも見ているのではないかと思いましたよ。津波に飲み込まれる人、家、車。本当に信じられないものでした。そして、原発が危ないということになり、あの爆発。。。それからの1ヶ月間程はテレビの中の話題は震災のことでしたね。

この1ヶ月間で僕の中の人生観も変わったと思います。今まで当たり前だと思っていたことが、あの津波で全てを変えられてしまう現実があるのだなと知りました。
当時勤めていた医院は大好きな場所で凄く働きやすかったのですが、もし、このまま一生を終えてしまったら、僕は後悔するなと思い始めていました。開業して自分がどこまでやれるかを凄く知りたくなりましたよ。それで開業に踏み切ることにしたのです。そしてこの年の9月に開院したのですね。今はまだこの選択が本当に良かったのかは解りませんが、やらないよりは良かったのではないかなと思います。でもまだ道半ばなので、もっともっと自分の理想とする歯科医院を目指して頑張りたいです。

僕は、この時の教訓を今でも継続しています。やりたいなと思ったら、何はともあれやってみる。結果はついてこないかもしれないけど。。。全ての責任は自分にありますからね。でも、やりたいことをやらない方が悔いは残りますものね。人生は思ったより長くないですからね。それが後悔しない秘訣なのではないでしょうか。