入れ歯だとわかりにくい入れ歯

院長ブログ

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入れ歯だとわかりにくい入れ歯



入れ歯だとわかりにくいものを作るとなると、総入れ歯の方が見た感じはわかりにくいです。なぜなら歯並びがきれいですし、歯肉の部分は歯肉に似たピンク色で作るので形態的にはきれいです。

でも総入れ歯は維持を粘膜に求めるので、お話や食事をするときに適合が悪かったり、咬合が悪く不安定だと外れやすいです。入れ歯が落ちそうになって初めて他人にばれることが総入れ歯には起こりやすいですね。

部分入れ歯は、保険診療内ですと維持を残存歯牙に求めます。残存している天然歯牙に金属のバネをかけて保つので、外れる心配は総入れ歯と比較すると少ないです。でも部分入れ歯は、その歯牙に金属のバネをかけるため、前歯だったりすると形態的に他人から見えやすくなってしまうのですね。そのようにお悩みの方にはノンクラスプデンチャーをお勧めしています。自由診療ですが金属のバネは見えず、形態的に他人からわかりにくいと思いますよ。
(写真は上顎両側臼歯部にノンクラスプデンチャーが装着されていますが、金属のバネを使用していないため目立ちません。金属の代わりに特殊なプラスチックで糸切り歯の歯茎を覆って、維持を図っています)