2017/02/21
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
昨日、入れ歯をセットする際に、「入れ歯が今日入って、これで何でも食べれる。」と言われた患者さんがいました。僕は、「ちょっと待ってください。まずは慣れるために柔らかい食材からゆっくりと食べてくださいね。」と言いました。これを言うには理由があって、新しい入れ歯はどうしても、咬み合わせの高さが古い入れ歯と違ってたりしますので口の周りの筋肉が調和するのに時間がかかります。そのため、舌や頬粘膜を嚙みやすいのですね。そうすると咬傷という噛んでしまったために起きる傷を作ることがあります。翌日に飛び込んで来られて、頬や舌を噛んでしまうので困ると言われることがあります。
でも、適正な高さや上下顎の入れ歯の歯の水平的な被蓋関係(通常は上顎の歯列が下顎の歯列より唇頬側に張り出しています。)ができていれば、僕の経験上、1~2週間ぐらいでそのようなことはなくなりますよ。それ以上経っても、噛み傷が絶えないようならかかりつけの歯科医院でその旨を説明し、診てもらうと良いかと思います。