2017/04/21
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の診療では新しい入れ歯を装着し、調整が終われば取りあえず治療が終わるというのが一般的な流れです。でも、本当の意味での終了ではないです。当院では3ヵ月に1回のメンテナンス(定期健診)をお薦めいたしております。
これには理由があって、歯茎は歯を失った以上どんどん痩せていきます。上顎の場合は頬側から、下顎の場合は舌側から骨吸収していきます。それに引きつられて歯肉も痩せていくのですね(これは生理的なもので、誰もが同様に吸収されていきます。)。そうなると上下顎の元々あった歯の対向関係が崩れてきます。そうなると咬合のバランスを崩しますし、入れ歯と粘膜の適合度も悪くなるのが必然なものと思います。
この骨吸収程度は抜歯時期や個人によっても違いがありますが、早い人は2~3ヵ月でもかなりの吸収があります。感覚的にこれをメンテナンスをせずに1年放置していたらどうなったんだろうかと、ゾッとするような程の骨吸収がある人もいます。
入れ歯の良い状態を維持するためにも、定期健診で入れ歯の適合を歯科医院で見ていただくことをお薦めいたします。