2017/10/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院では、入れ歯の金属のバネが見えてしまうのは嫌だという方にノンクラスプ入れ歯をお薦めしていますが、これは弾性を持った特殊なプラスチックが歯肉色しており、材料が歯と歯肉の境界線より上を横切り、歯と歯の間にパチッと食い込むような感じで維持を得ます。
そのため、歯周病を患っている方には向きません(取り外すときに歯を引っ張り上げてしまいますからね。)。
そのため、最近では、スゥィング・ウェッジ・アタッチメント入れ歯というものを工夫しています。
この入れ歯は、銀のバネを歯列の内側に置きますが、内側のためほぼ見えません。維持は自動車のガールウイング扉のように留めている部分が跳ね上がります。
この入れ歯は歯のアンダーカット部分(歯は上から見ると、豊隆部分があります。その下部は窪みます。その部分をアンダーカット部と言います。)をうまく利用して製作するため、歯の平行性が取れない場合でも歯を削ることなく部分入れ歯を装着することができます。
逆に言えば、それがないとうまく維持・安定できないものです。
歯周病などで歯が傾斜してしまったりした場合はその傾きにより、アンダーカット部分が大きくなることが多いため、この入れ歯は今後有効になると思います(歯周病の程度にもよりますが。。。)。
当院でも、これを導入してから、喜ばれる方が多いですので薦めていきたいと思います。
(写真は、スゥィング・ウェッジ・アタッチメント入れ歯というものです。上の写真は留めている部分を上に挙げています。装着する際は、その留めている部分を閉めます。装着すると、留めている部分も歯冠色に工夫しているため、金属の色は見えません。維持の状態も非常に優れているため、患者さんには喜ばれています。また、修理も材料的にしやすいのが特徴です。自由診療となりますが、当院では10万円(税抜き)~行っています。《お値段は欠損状態によって変わります。》)