7年の時を経て、名刺が導いてくれました。

院長ブログ

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7年の時を経て、名刺が導いてくれました。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 先日のことですが、歯が壊滅的に悪いので直してほしい、せめて前歯だけでも何とかしてほしいという依頼で、初診で入られた患者さんがいました。

その人は、僕のことを知っているそうで、過去に名刺交換をしたことがあると仰っていました。

「どこで会いましたか?」と僕が聞くと、○○という居酒屋さんでと言うことでした。

僕は全く覚えがないのですが、その人は事細かく覚えているそうです。

その人が言うには、その居酒屋さんで会って意気投合したと言っていました。

「いつ頃の話ですか?」と尋ねると、「もう7年ぐらい前になるかな」と言っていました。

振り返ってみると、その当時は開業したてでほとんど患者さんがいなくて、患者さんを診たくてしかたない頃です。

たまに飲みに行くことがあれば、隣の席に座った人に名刺を渡して宣伝していた頃ですね。。。

恥ずかしながら、いろいろな人に名刺を配っていた記憶があります。

しかしながら、その名刺が効力を発揮することはほぼ皆無でしたね。。。

その人は「せっかく仲良くなったんだから、先生のところに行こうと思っていたんだけど、忙しくてね。。。たまたまこういう状況になって、机の引き出しの中に名刺があったのを思い出したんだ~。」と言っていましたよ。

僕は、その名刺が7年の時を経て今になって、その患者さんを呼び寄せることがあるんだな~と思いましたよ。

何か感慨深かったですよ。

たかが名刺、されど名刺ですね。

それはともかく、その人の歯は確かに壊滅的でした。。。

歯周病で上顎の前歯が脱落してしまい、他の残存している歯はほとんど抜かなければならなそうです。。。

恐らく、上顎の歯は4本下顎の歯は2本しか残らないです。。。

そのため、その旨を全て話しレントゲン写真から今後の治療計画を患者さんに提示させてもらうと、「結果的に悪い歯を抜歯して、残った歯にバネをかける部分入れ歯が良いと思います。でも、それをやるにしても、抜いてすぐに入れ歯を作るのは得策ではないです。なぜなら、抜いた後は、抜歯した部位の傷が治ってから製作するのが、本来の入れ歯の製作法です。。。でも、前歯がなくてお困りならば、悪い歯を抜歯したと同時に、入れ歯をセットする即時入れ歯というものがありますが、これは悪い歯が残存しているうちに型と咬み合わせを取らせていただき、模型を起こして、その模型上で抜くべき歯を削って残る歯にバネを付けて完成まで持っていく方法ですが、あまり適合の良いものにはなりにくいです。当院ではあくまで仮入れ歯と捉えています。傷口が落ち着いて、変化がなくなったならば、それから本入れ歯を作るようにしませんか。。。」と伝えたところ、「先生、早く入れ歯がほしい。その方法で入れ歯を作ってほしい。」と仰いましたよ。

そのため、すぐに型と咬み合わせを取らせていただき、入れ歯の完成を急ぎます。

でも、この方法は極力は避けていきたい方法です。

患者さんにしては、今まで入れ歯を使ったことのない場合、結構煩わしくて辛いですからね。。。

でも、この方法を選択しなければならない人も少なくはないです。。。

そうはいっても、7年の時を経て僕に会いに来てくれた大切な友達(患者さん)です。

一生懸命に、頑張って良いものを作りますよ~。

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