2018/05/11
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
昨日のことですが、市の健診を使用したい方が来院しました。
その方は、なぜか僕のことをじっと見ていて、何か言いたそうな顔をしていました。
僕は、何か悩みがあるのかな?と思っていましたが、口腔内の状態はそれほど悪くなかったです。
ただ「くさび状欠損」で治した方が良い歯を2本ほど指摘し、歯石の除去もした方が良い旨をお話ししました。
その方は、「そうですか、では、今後通います。」と言ってくれました。
その後、帰り際に「森○教授はお元気ですか?」と言ってきました。
森○教授は僕が大学病院に勤務していたときに従事していた総義歯学の教授です。
7年前に現役を退官されて、今は名誉教授となっております。
現在、教授は東京に住んでいます。
僕は、びっくりして、「え、森○教授を知っているのですか?森○教授は、元気です。今でもうちに年に2回ぐらいは来てくれますよ。」と言いました。
その方は、「私は森○教授が、新潟に居たときに同じマンションに住んでいた者なんです。その際に、あなたの医院の紹介カードをいただいてね。。。ちょっと遅くなったけど来たんだ。教授はあなたのことを、すごく気にかけていたよ。歯科医院の多いところだもんね。僕の教え子のことを頼むね。あいつは頭はあまり良くないけど、腕と人柄は良いから。」と言っていたとのことです。
確かに、教授が当院の医院カードを、僕の妻からもらっていたのを思い出しました。
実は、教授の紹介という方はこの人だけではないです。
ほかにも3人ほどいます。
教授の人柄や性格のことを考えると、本当に僕は嬉しく思いました。
森○教授の人柄は優しくて良い人ですが、教授としてのプライドは人一倍あります。
総入れ歯が専門なので、入れ歯はもちろん上手です。
教授の考えとしては研究肌か臨床肌に分かれることが多いのですが、森○教授はどちらも頑張らないと医局員としては失格だと言っていました。
そのため、大学院、医局員時代は教授に付いて、見学や技工をしたり動物を使った実験や材料の研究をしていましたよ。
そのため、教授が人に頭を下げて当院の紹介カードを持って、人にお願いするのは本当にびっくりです。
僕らには結構、厳しいことを言う教授がそんなことをしてたなんて。。。
教授に気にかけていただいて、本当に光栄ですよ。
親にも教授にもまだまだ心配をかけっぱなしの状況ですが、日々前進していきたいと思います。
教授の講座で勉強できて良かったなーと心底思えました。
教授、本当にありがとうございます。