2018/05/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
(前回の院長ブログの続きです。)
患者さんが全くいなかった開院当初の僕としては、患者さんを増やすためのマーケティングは絶対に必要でした。
でも、実際に増えてきたら今度は、何をしたいのかをよく考えることが必要だと思います。
それが次のステップなのかなと、僕は思います。
マーケティングのやり方だけ学んで提供したとしても、想いは多分患者さんに伝わらないでしょうし、最大の効果は発揮されないと思います。
ちょうどこのタイミングで、ある歯科医師の先生に相談させていただき、その先生から「お前は何をしたかったの?何を目指していたの?」というお言葉をいただきました。
この言葉にはハッとさせられました。
それはどういうことかというと、僕は元々、入れ歯治療がやりたくて開業した経緯があります。
そして、自分の作った入れ歯を長く持たせるには、どうしたらいいかと考えたときにそれ以上、歯を抜かないようにすることが一番だということに気づいたからですね。
そのためには、患者さんに予防の意識を持ってもらうことに専念していきたいと思えました。
つまり、ここが原点であり、それが一番したいことだと気づいたのです。
そうであるならば、それを達成するためにターゲットを決めてマーケティングをして行こうと方向転換しました。
これは、他の治療(根の治療や外科処置など)をやりたくないから、言っているのではありません。
その他の治療も上手くなろうと研鑽していますし、もちろん治療もしています。
そのための勉強も頑張ってきた自負もあります(実際、矯正治療も勉強していますし。。。)。
でも、入れ歯治療と予防が僕にとっては、やり甲斐なんだというのは一貫しているつもりです。
ですから、それ故の特化したマーケティングを中心として宣伝をしていけたら良いのではないかと思っています。
そして、医院のマネージメントも併せて力を入れています。
このマネージメントを僕は勝手に3つの要素に分けています。
それは、スタッフのマネージメント、患者さんのマネージメント、自分のマネージメントです。
この3つを歯科医院のマネージメントというのではないかと思っています。
スタッフマネージメントとしては、とにかくスタッフを家族だと思ってあげることだと思います。
本当の意味で家族であれば、そう簡単に絆が壊れることはないですよね。
もちろん、スタッフとして雇うときの面接や適性は見ているつもりですが、何よりこちらから心を開いて、話をすることだと思います。
そう思うことで、スタッフが苦しんでいるときは一緒に苦しみ、喜んでいるときは一緒に喜ぶのを自然に行えるようになりました。
歯科医療従事者としての意識をしっかり持たせるために、「やり方」よりも「あり方」を大切にして、それから技術を学んでいくことを最重要視しています。
これができれば、スタッフは付いてきてくれるのではないでしょうか。。。
そして、患者さんのマネージメントは予防が大事だということを前提にTC(トリートメントコーディネーター)を配置したり、定期健診やクリーニングを担当制としました。
患者さんの中にもいろいろな人がいます。
なかなかその人の背景や、心を見させてもらうことは難しいです。
でも、極力患者さんに安心を与えるために、徹底的に説明をするようにしているつもりです。
患者さんとの繋がりを保つためにリコールのハガキはもちろんですが、ニュースレターやバースデーカードを出したりして、その工夫をしています。
後は、自分のマネージメントですね。
これに関しては、努力をしていますが、なかなか思うようにはできていませんね。
ただ、重要度と緊急度を鑑みて、やるべきことをやっていくように努力はしています。
また、医院の最終的な将来の理想像をしっかり描いて、それに向かって突き進めれば良いのではないかと思います。
でも、この考えはよくよくカリスマ講師のR.Iさんのセミナーに得られる教材を見てみると、最初からこの方は言っていたのですね。。。
どうしても苦しい現状から、這い上がろうとしていた時期だけに「やり方」しか頭に入ってこなかったのですが、この文書を書いているとR.Iさんの講義で聴いたことが、リフレインしてきました。
このことに気づかせてくれたR.Iさん、「あなたのやり甲斐って何?」と考えさせてくれた歯科医師の先生に、心から感謝しています。
僕は、この姿勢を貫いて、入れ歯と予防をさらに充実させて頑張っていく所存です。
まだまだ未熟で発展途上の医院ですが、スタッフと一緒に成長していきたいです。