2018/06/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院では、デンタルユニットから出る水で患者さんがうがいをしたり、エアータービンからでる水を使用して歯に熱をかけないようにしています。
これは通常の水道水で、ユニット内部の濾過機構で濾過された水を患者さんの口腔内に使用されていました。
基本的には水道水からなのですね。。。
これだと、本当の意味ではデンタルユニット内部のホース内に溜まった水垢やそこに細菌によるバイオフィルムがあるかもしれないという事実は否めません。
もしかして、これが原因で口腔内のスケーリングや抜歯時に細菌感染を起こすリスクも否めないと言うことが、近年、週刊誌やテレビなどにも取り沙汰され始めています。
最も懸念されるところで、灯台元暗しと思えるところは実はデンタルユニットから出る水なのかもしれませんね。。。
タービンは通常のオートクレーブなどで、滅菌をしているのですが、デンタルユニットを介して出る水により、汚染されている可能性はあるのですね。。。
実際に、他院では細菌検査をすると、もの凄い数の細菌がデンタルユニット内にいたという事実もあったようです。
当院のデンタルユニットは、まだ比較的新しいモノでその濾過機構はしっかりしていますが、絶対にないのかと言われると、細菌検査等はしたこともありませんし、確認もしようがなかったです。
でも、そのような事実を踏まえていくと、このままでは見て見ないふりをしているのと同じ事かもしれません。
当院では、患者さんへの治療をより安全に提供することをまずは、第一に考えています。
そのため、本日よりエピオス社のエコシステムを導入し、デンタルユニット内の水を全て殺菌水に代えていきます。
これを導入するためのコストは、正直、莫大な金額になりますが、歯科処置を行う際の基本的な感染予防としては、絶対に必要と思えたので決めました。
このエコシステムは滅菌水ならぬ殺菌水で、これを使用することにより細菌の数はゼロになるどころか、細菌を叩く水が出るようになります。
それは、デンタルユニットから出る全ての水は殺菌水であることから、この水がもし口腔外に飛び出したとしても感染のリスクはありませんし、抜歯時や歯石除去、タービンを用いて歯の切削を行うときにも安全で安心に使用できます。
もちろん飲まれたとしても、全く問題のない安全な水です。
これから、当院で歯科処置を行う前には、まずはPOICウオーターでうがいをしていただき、処置はこの滅菌水を全て使うように感染対策に徹底して行きたいと思います。
これから、この殺菌水の導入により、予防や処置に向けてさらに高いレベルで行うことを誓いますよ。
来週月曜日の診療から当院の水は、変わりますよ!
(上記の通り、エコシステム導入のため6月9日(土)の診療は休診となります。
ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承下さい。
なお、6月11日(月)からは通常の診療体制となり、この殺菌水を利用した診療となります。何卒よろしくお願いいたします。)