2018/09/03
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
※前回のブログから続きます。
その人の提案を受け、僕は4年目の4月から新卒の歯科衛生士を1人募集することにしました。
新潟市には、歯科衛生士短大が2校あります。
そこに募集を出して、5人ほどの面接を行いました。
面接をした人の中には、凄くいい人で甲乙付けがたい人が2人いました。
でも、こちらもそんなに余裕はないと思っていたので、税務を担当してくれる方に相談してみると、意外にも「今は歯科衛生士不足の時代ですからね。2人、雇って良いと思います。」という返事をいただきました。
それを聞いて、僕は2人の新卒歯科衛生士を4月に雇うことにしました。
2人は同じ大学の出身で同級生でした。
その新人衛生士達は、朝の研修をしっかりこなし、勉強を重ねて、どんどん成長してきてくれました。
半年後には、自分の考えもしっかり言える歯科衛生士になってくれましたよ。
そのうちの1人は、今では当院の中心的人物として活躍してくれています。
そして、僕を含めて7人体制となり、デンタルユニットもそれに合わせて1台増やし、3台の体制で行うようになりました。
その頃になると、患者さんが増えてきて、なかなかドクターも僕1人だけだと手が回らないこともあり、週に2回ほど日本歯科大学の大学病院から、アルバイトに来てもらうようになりました。
そのアルバイトに来てくれる先生も、人間性は素晴らしく、穏やかで手際も良く、優秀な若い先生でした。
そして、月に1回、歯科矯正のアルバイトに僕の大学の先輩でもある、知り合いの矯正専門の女性の先生にも来てもらう事になりました。
この時点で、常勤ドクターの僕が1人、非常勤ドクターが2人、正社員の歯科衛生士が新人衛生士を含めて3人、パートの歯科衛生士が1人、そして受付・歯科助手が妻を含めて、パートで2人という状況でしたね。
皆、凄く仲が良く、一緒に勉強会や医院見学、食事会や飲み会にもよく行きました。
この状況が続くと良いなあと思っていたのですが、2人の新人歯科衛生士を雇ってから3年ほどして、そのうちの1人が「先生、お話があるのですが。。。」と言ってきました。
それまで、全く予想もつかなかったのですが、彼女は「実は、辞めようと思っています。」と言いました。
僕は、「え、なぜ?なんか嫌なことあった?」と聞いたところ、「私、東京に行って、もっと自由診療に関わる仕事がしたいです。インプラントのケアとかもしてみたいです。」と言うのです。
当院では保険診療が中心で、入れ歯診療が多く、インプラントはやっていませんからね。。。
でも、彼女の向上心を止めることはできませんし、東京で成長したいという気持ちも解らなくはないですからね。。。
僕は「解りました。では、来年の3月いっぱいまで、居てくれるかな?、それまでに新しい衛生士さんを探すから。」と言いました。
この時が10月末だったので、今から大学に募集しても来てもらえる確証はなかったですが。
※この後は次回に続きます。